GMTマスター

ロングセラーのロレックス、GMTマスター。アビエイションモデルでもあります。陸のエクスプローラー、海のサブマリーナーに続く空のモデルとして登場しました。最初のモデルが発売されてから3年後に航空会社に採用され、すぐに人気が爆発したというエピソードが有名です。

GMTマスターの最大の特徴は、上下で塗り分けられたベゼルと巨大な三角形で世界標準時を教えるGMT針の存在だと思います。シンボリックな赤と青のツートンカラーは、発売当初から今に至るまで多くの人の心を魅了してきたデザインです。今では、赤と青だけではなく青と黒、赤と黒、ブラウンとゴールドなど色の組み合わせも多彩です。上下別カラーのリファレンスは、今でも根強い人気があります。この上下別カラーのデザインは、もともと午前午後を視認するための機能として生まれました。パイロットや世界を飛び回るビジネスマンなど、時差に関わる人たちのためというわけです。

GMTマスターの仕様の最大の特徴といえば、80年代以降に登場したある機能。それは、カレンダーを早送りできるというクイックチェンジ機能です。現在は83年に発売されたⅡのみがラインナップされており、Ⅰの機能を受け継いでいます。Ⅱには短針のみを1時間ずつ動かす機能が加わっており、時間帯の管理がより簡単になりました。さらに、第三時間帯の計測もできるようになっています。

GMT50周年を記念して発売されたモデルは、ベゼル書体の変更やヒゲゼンマイの採用、リューズのトリプルロック機構といった改良が施されています。